アケコン自作の醍醐味を味わうためのパーツ選びと作業のコツ

アケコン自作は、自分だけのオリジナルコントローラーを作ることができる魅力的な趣味です。しかし、自作にはパーツの選び方や配置の決め方などのノウハウが必要不可欠です。本記事では、アケコン自作の魅力を味わうために必要なパーツ選びのポイントや配置のコツ、作業時間の目安などを解説します。自作初心者の方でもスムーズに作業を進められるよう、アケコン自作の基本的な流れを丁寧に解説しています。アケコン自作に挑戦したい方はぜひ参考にしてください。自分だけの夢のコントローラーを作り上げましょう。

この記事のポイント

・アケコン自作のメリットや魅力について理解できる
・自作に必要なパーツとその選び方が分かる
・配置の決め方や作業の流れがイメージできる
・完成までの所要時間やコツが掴める

アケコン自作のメリットとデメリットを知る
アケコン自作のステップを確認する

アケコン自作のメリットとデメリットを知る

アケコン自作と聞いて、「自分で作れるのかな?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。しかし、アケコン自作の難易度は意外と低く、これまでに自作経験のない方でも比較的簡単に作ることができます。アケコン自作のメリットとデメリットを知ることで、自作に挑戦することの採算性が見えてきます。

アケコン自作とはどのようなことか

アケコン自作とは、市販の完成品ではなく、自分でパーツを揃えて組み立てることです。主に必要なパーツは、ケース、基板、配線、ボタン、レバーなど。これらのパーツを選び、配線や配置を自分で決めて組み立てていきます。市販品のカスタマイズとは異なり、完全に自分仕様のアケコンを一から作ることができるのが自作の魅力です。

自作にはある程度の電子工作の知識が必要になりますが、インターネットのノウハウを参考にしつつ、少しずつ進めていけば大丈夫。難易度は思ったほど高くありません。

アケコン自作で使用するケースの選び方

アケコン自作でケースを選ぶ時は、まずパーツを収納できる十分な大きさがあるかを確認しましょう。基板やボタン、配線などを考慮して、適度なケースサイズを選ぶのがポイントです。

次に、アクリル板を使った透明なケースと、木や金属を使った不透明なケースがあるので、自分の好みのデザインかどうかを考えて決めるといいでしょう。アクリルケースなら内部が見えてカッコいい反面、指紋が目立ちやすいというデメリットがあります。

また、自作用のケースキットを選ぶのも手です。キットにはボタンや基板の取り付け穴があいているので、自分で穴開け作業を省けて便利です。

アケコン自作に必要なキットを確認する

アケコン自作で基本的に必要なキットは、ケース、基板、ボタン、配線ケーブル、コネクターなど。これらのパーツを揃えることで、自作はほぼ完成です。

中でも基板選びが重要で、BrookのUniversal Fighting Boardが安定性と高機能性の点でおすすめ。PlayStationやPCで使う場合は対応した基板を選びましょう。

ボタンは三和電子とセイミツ工業の製品が人気。打感の違いで好みが分かれますが、性能面ではどちらでも大丈夫。ケーブルは基板メーカー製の専用品が作業しやすいでしょう。

この基本キットを揃え、自分のアイデアで組み立てれば、オリジナルのアケコンが完成します。

アケコン自作の基盤選びで気をつけるポイント

アケコン自作で基盤の選び方は重要なポイントです。基盤はアケコンの中枢部分で、性能はこれによって大きく左右されます。

主な選び方のポイントは、低遅延性、対応ゲーム機、価格の3点です。低遅延性能が高いほど、入力された操作がゲームに反映される速度が早くなります。プレイ感に大きな影響を与えます。

次に、実際に使用するゲーム機に対応している必要があります。対応表を確認して選ぶようにしましょう。

そして価格も無視できません。性能がよくて対応範囲の広い高機能基板は高額になりがちです。用途と予算に合わせて選ぶのが賢明でしょう。

アケコン自作のおすすめ費用範囲

アケコン自作の費用はだいたい1万円~3万円が標準的だと言えます。

1万円台前半なら、普通のパーツを選び、自作用キットを利用すれば完成できるでしょう。性能面では多少の妥協は必要ですが、コストパフォーマンスは高くおすすめです。

2万円台なら、中級者向けのパーツ選びが可能になります。Brookの汎用基板を使い、三和電子やセイミツ工業の高品質ボタンを組み合わせることができます。

3万円を超えると、高級パーツの導入がしやすくなり、自作の幅が広がります。アルミフレームの透明ケースなどを使えば、プロ仕様に近づけることも可能です。

予算や目的に合わせて範囲を設定するのがおすすめの費用範囲となります。

レバーレスタイルのアケコン自作の方法

最近では、レバーがなく全てボタン操作のレバーレスアケコンも人気です。レバーレスアケコンの自作方法は、通常のレバータイプとだいたい同じですが、いくつか留意点があります。

レバーレスでは24mmボタンを多く使うため、はめ込み式24mmボタンに対応したケースが必要です。基板はSOCD処理に対応したBrookのZero Piを使うのが無難でしょう。

配線は通常タイプよりやや複雑になりますが、対応ケーブルを使えば大丈夫。配置は対称性を意識し、扱いやすい場所にボタンを配置しましょう。

コンパクトさと扱いやすさを追求すれば、オリジナルのレバーレスアケコンが完成します。自作の醍醐味を味わえるジャンルと言えます。

アケコン自作のメリットを最大限享受する

アケコン自作の最大のメリットは、自分仕様のオリジナルコントローラーが作れる点です。自作の魅力を最大限享受するには、まず配置やデザインを考えてみましょう。自分が扱いやすい最適な配置を考え出すのがポイントです。

次に、好きなデザインのケースを選ぶか、自作すれば自分らしさが出せます。イラストをプリントしたシールを貼ったり、好きな色使ったりと、アレンジは無限大です。

パーツ選びでは、打感の好みや対応ゲーム機を考慮して選べば、理想に近いアケコンが完成します。自作の自由度は高く、自分満足のアイテムが作れるのが魅力です。

アケコン自作のデメリットを最小限に抑える

一方で、アケコン自作にはいくつかのデメリットもあります。完成品を買うより高価なこと、作業の手間がかかること、完成までに時間がかかることなどがあげられます。

しかしこれらのデメリットは、うまく対策を立てれば最小限に抑えられます。コストは普及品を選べば抑えられ、作業は慣れとノウハウで効率化できます。時間に関しては、焦らずにゆっくりと作業を進めることが大切です。

自作の達成感と満足度を考えると、その過程で生じる辛さはそれほど大きなことではありません。デメリットを上手に管理すれば、自作の楽しさが十二分に味わえるはずです。

アケコン自作のステップを確認する

アケコン自作では、大まかに「パーツ選び」「組み立て」「完成」の工程があります。それぞれのステップで注意すべきポイントがありますので、初めて自作する方は事前に確認しておきましょう。

アケコン自作の事前準備と注意点

アケコン自作の事前準備として大切なのは、必要なパーツを揃えることと、作業用の工具を用意することです。パーツ選びでは前述の通り、用途と予算を考慮しましょう。工具はドリルやニッパー、ケーブルを圧着する工具など、作業に必要なものを揃えます。

また、設計図を作成しておくことで、作業がスムーズに進みます。配置やケーブル配線のイメージを事前に固めておき、作業を確実に進めましょう。

アケコン自作で大事なボタン配置の決め方

アケコン自作で重要なのが、ボタン配置の決め方です。配置は自分が扱いやすいように決めるのが理想ですが、いくつかの基本原則があります。

一般的な配置として、主要ボタンを対称性のある位置に配置します。例えば上がパンチ、下がキックのように上下で対になるボタン同士が並ぶのが標準的。

また、同じ手の人差指と中指が掛ける列にパンチとキックをまとめる「直線配置」が扱いやすいとされています。自分の手のサイズに合わせて微調整していきましょう。

アケコン自作後のファームウェア更新

アケコン自作後は、最新のファームウェアに更新することをおすすめします。ファームウェアとは基板の制御プログラムのことで、これをアップデートすることで安定性や機能が向上します。

更新方法はメーカーの手順に従って、専用のアプリから自作したアケコンにデータを送信するだけ。簡単に最新版にできるので、完成後早めに更新しておきましょう。

低遅延化などの調整もファームウェア更新で行える場合が多く、自作アケコンの能力を最大化できる大切な作業と言えます。

アケコン自作の完成イメージを想像する

アケコン自作では、作業前に完成イメージをしっかり想像しておくことが大切です。
ケースのデザイン、配色、配置、大きさなど、完成形をできるだけ具体的に考えてみましょう。

イメージが明確であるほど、作業中のモチベーションが保てる上、納得の行くアケコンを作り上げることができます。パーツ選びも、完成イメージに近づけるよう選ぶことがポイントです。

自分だけのオリジナルアケコンを思い描き、その姿に近づけるように作業を進めていけば、自作の醍醐味を味わえるはずです。

アケコン自作に使える道具を揃える

アケコン自作では、作業に必要な道具を揃えることが大切です。代表的な道具としては、マイナスドライバー、ニッパー、ペンチ、ホルダー、ロープソーなどがあります。

マイナスドライバーは小さ目と大き目の2本を用意すると便利でしょう。ニッパーはコードの切断に使います。ペンチは端子の圧着に必要不可欠な工具です。

ホルダーは基板などを固定するのに使えます。ロープソーはケースの穴開けに欠かせません。これらの工具を揃えて作業を進めましょう。

アケコン自作の作業時間の目安

アケコン自作にかかる時間の目安は、初心者の場合は10時間~20時間程度が標準的だと言えます。

作業内容と所要時間の目安は以下の通りです。

・パーツ調達:2~3時間

・設計・計画:2~3時間

・ケース加工:3~5時間

・基板配線:2~3時間

・組み立て:1~2時間

ゆっくり作業を進める方は30時間以上かかることもあるでしょう。作業ペースを焦らずに、コツコツ作業を進めることが大切です。余裕を持って時間を見積もり、自作の楽しみを味わいましょう。

アケコン自作の総括

・アケコン自作はパーツを選んで組み立てることでオリジナルを作れる
・ケースや基板、ボタンといったパーツを揃えて作業する
・Brookの汎用基板がおすすめで、対応ゲーム機を確認する
・配置は対称性を意識し、自分の扱いやすさを追求する
・1万円から費用が発生し、2~3万円が標準的な予算範囲
・レバーレスタイルも24mmボタンを使って作れる
・自分仕様にできるのが最大の魅力で、デザインもアレンジ可能
・事前に必要な工具を揃え、設計図を作成して作業を進める
・完成後はファームウェアの更新を行い、性能を向上させる
・完成イメージを明確に持ち、それに近づけるように作成する
・ゆっくり作業を進め、自作の楽しみを味わうことが大切

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