『となりのトトロ』を何度も観ているのに、「ネコバスの最後の行き先に出てくる『す』って何?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
メイを探したり、七国山病院へ向かったりと大活躍するネコバス。
実は物語の最後には、ほんの一瞬だけ**「す」**という行き先が表示されます。
この「す」は、ネコバスが自分の「巣」へ帰ることを表しているとされる、かわいらしい演出です。
この記事では、『となりのトトロ』に登場するネコバスの行き先を振り返りながら、最後の「す」の意味や、なぜこの場面がたびたび話題になるのかをわかりやすく紹介します。
となりのトトロのネコバス行き先一覧
「ネコバスって、そもそもどこへ向かって走っていたの?」と気になったことはありませんか?
『となりのトトロ』では、ネコバスの額部分にバスと同じような行き先表示があり、場面によって文字が次々と変わっていきます。
劇中で確認できる主な行き先は、次の通りです。
・塚森
・長沢
・三ツ塚
・墓道
・大社
・牛沼
・めい
・七国山病院
・す
こうして並べてみると、普通のバス停らしい地名に交じって「めい」が登場するのがおもしろいところですね。
物語の後半では、サツキが行方不明になったメイを探すため、トトロの力を借ります。
すると現れたネコバスの行き先表示が、サツキの目的に合わせるように**「めい」**へ変化します。
通常の路線バスとは違い、乗っている人が本当に行きたい場所を理解しているかのような不思議な存在であることが伝わってきますね。
そしてメイを見つけたあとは、入院しているお母さんがいる**「七国山病院」**へ。
ネコバスはサツキとメイを乗せ、木々や電線の上まで縦横無尽に走り抜けていきます。
「めい」や「七国山病院」は物語の重要な場面で大きく映るため、覚えている人も多いでしょう。
一方で、最後に登場する「す」はほんの一瞬です。
ストーリーも終盤を迎えているため、サツキやメイの様子に注目していると、つい見逃してしまいがち。
何度も『となりのトトロ』を観ている人でも、「そんな表示があったの?」と驚く理由はここにあります。
行き先を追って観てみると、ネコバスの行動そのものが小さな物語になっていることにも気づけますね。
ネコバスの「す」の意味は自分の巣?
「最後の『す』はどこかの地名なの?」と気になって検索した方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ネコバスの行き先に表示される「す」は、自分が暮らしている「巣」を表しているとされています。
サツキとメイの大冒険を助けたネコバスが、役目を終えたあとに自分の住みかへ帰っていくというわけですね。
物語の終盤、ネコバスはサツキとメイを乗せて七国山病院へ向かいます。
二人は病院の木の上から、お母さんとお父さんが話している様子を確認します。
お母さんが元気そうだとわかり、トウモロコシをそっと届けたことで、サツキとメイもひと安心。
その後、ネコバスは二人を自宅まで送り届けます。
ここで、ネコバスの仕事はひとまず終了です。
そして走り去っていくネコバスの表示を見ると、そこにあるのが**ひらがな一文字の「す」**なのです。
それまで「めい」「七国山病院」と目的地を具体的に示していた表示が、最後だけ「す」になる。
この変化が、なんともかわいらしいですよね!
まるで「今日の仕事は終わったから、自分のおうちに帰ろう」と言っているようにも感じられます。
しかも「巣」ではなく、あえてひらがなの「す」だけで表現されているのも印象的です。
ネコバスが普段どこに住んでいるのか、どんな巣なのかは映画の中で詳しく描かれていません。
だからこそ、「ネコバスにも帰る場所があるんだ」と想像がふくらみます。
大きな説明を入れず、画面の隅にある行き先表示だけで、その後の様子を想像させる。
そんなところにも、『となりのトトロ』らしい細やかな演出を感じます。
ちなみにネコバスは、サツキたちだけを運ぶために存在しているわけではありません。
劇中では、複数の行き先を表示しながら森の中を走っています。
そのため、ネコバスにも普段の生活や独自の世界があり、その一部をサツキたちが偶然目にしたと考えると、物語の世界がさらに広がって見えてきます。
「す」という、たった一文字。
それだけなのに、ネコバスの日常や帰る場所まで想像できるのが、この場面のおもしろさではないでしょうか。
ネコバス最後の行き先が話題の理由
「トトロは何度も観たのに、ネコバスの『す』には気づかなかった!」
そんな人も少なくありません。
最後の行き先が話題になりやすい最大の理由は、とにかく表示される時間が短く、見落としやすいことです。
物語のクライマックスでは、迷子になったメイが無事に見つかり、お母さんの様子も確認できて一安心。
観ている側も、サツキとメイの大冒険が無事に終わったことで、ほっとしているタイミングですよね。
そんな場面で、画面に小さく登場するのがネコバスの**「す」**です。
最初から行き先表示だけを追って観ている人でなければ、気づかなくても不思議ではありません。
さらに『となりのトトロ』は、1988年4月16日に公開されてから長く親しまれている作品です。
スタジオジブリ公式サイトでも、原作・脚本・監督を宮﨑駿さんが務めた作品として紹介されています。
子どもの頃にはストーリーやトトロのかわいさに夢中になり、大人になって見返したときに、背景や細かな演出へ初めて気づく。
年齢を重ねてから新しい発見ができることも、『となりのトトロ』が何度も観たくなる魅力のひとつなのかもしれません。
ネコバスの行き先表示は、まさにそんな「見返して気づくポイント」の代表格でしょう。
とくに「めい」から「七国山病院」、そして最後の「す」まで続けて確認すると、ネコバスがサツキたちのために動き、役目を終えるまでの流れが見えてきます。
行き先表示だけでも、ネコバスの行動がひとつの物語としてつながっているのが興味深いところですね。
そして「す=巣」と知った瞬間、「最後は自分のおうちに帰ったんだ!」と、ネコバスがより身近な存在に感じられるはずです。
派手などんでん返しではありません。
それでも、気づいた瞬間に誰かへ教えたくなる小さな発見だからこそ、SNSなどでも話題になりやすいのでしょう。
なお、日本テレビ「金曜ロードショー」では、2026年8月21日に『となりのトトロ』の放送が予定されています。
次に作品を観る機会があれば、サツキとメイが家へ戻ったあとのネコバスにも注目です。
最後に表示される「す」の一文字までチェックすると、これまでとは少し違った『となりのトトロ』の楽しみ方ができそうですね!
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