ドジャースの大谷翔平選手をめぐって、まさかの**「不要論」**が飛び出し、大きな話題になっています。
世界トップクラスの選手として評価されてきた大谷翔平選手だけに、「誰がそんな発言をしたの?」「なぜ不要と言われた?」と気になった人も多いのではないでしょうか。
背景には、投手として登板から離れている状況に加え、カブスのPCAことピート・クロウ=アームストロング選手とのナ・リーグMVP争いがあります。
今回は、発言した人物から不要論が出た理由、注目を集めるMVP争いの背景まで詳しく見ていきます。
大谷翔平の不要論を発言したのは誰?
大谷翔平選手の「不要論」と受け取られる発言をしたのは、アスレチックスのマーク・ライター・ジュニア投手です。
ライター投手は2026年シーズンからアスレチックスでプレーする救援右腕。
過去にはフィリーズ、カブス、ヤンキースなどにも所属してきました。
今回注目されたのは、ESPNによるナ・リーグMVP争いをめぐる取材での発言です。
ライター投手は、大谷翔平選手とカブスのピート・クロウ=アームストロング選手、通称PCAを比較しました。
そこで2人の違いとして、PCAが一流の守備力を持っている一方、大谷選手は守備面で同じような貢献をしていないという趣旨の指摘をしています。
大谷選手は基本的に指名打者として出場しています。
そのため、センターを守るPCAとの差をMVP評価に反映すべきだ、という考え方だったようです。
ここまでなら、MVP候補を比較する意見のひとつとも受け取れるでしょう。
しかし、大きな波紋を呼んだのはドジャースに対する評価でした。
ライター投手は、大谷選手をローテーションから外してもドジャースの戦力は大きく落ちないという趣旨の発言をしています。
さらに、ラインナップから外しても戦えるとの見方も示しました。
この言葉が、日本では「大谷翔平不要論」として広まったのです。
もちろん、ライター投手が単純に「大谷選手には価値がない」と断言したわけではありません。
スター選手がそろうドジャースの選手層の厚さを前提にした主張として見る必要があります。
それでも、投打の両方でチームを支えてきた大谷選手だけに、「いなくても戦力は落ちない」という見方はかなり大胆です。
米メディアからも反論が出るなど、MVP論争の枠を超えて大きな話題へと発展しました。
大谷翔平の不要論が出た理由とは?
では、なぜ大谷翔平選手ほどのスターに「不要論」と呼ばれる意見が出たのでしょうか?
大きな理由のひとつは、2026年夏の大谷選手が投手として登板から離れていたことです。
大谷選手は左膝の痛みなどの影響で投球を一時中断。
2026年7月3日の登板を最後に、先発から離れていました。
それでも投手としては、14試合で8勝2敗、防御率1.79という好成績を残しています。
8月15日時点では、9月のマウンド復帰も視野に入れながら調整を進めていました。
つまり、「投げられないから価値が低い」という単純な話ではありません。
ただ、二刀流こそ大谷選手最大の特徴です。
打者のみで出場する期間が長くなるほど、MVPを比較する際に、守備もこなすPCAの存在が目立ちやすくなります。
さらにPCAは、センターという重要なポジションで高い守備力を発揮。
攻撃だけでなく、守備や走塁まで含めた総合力の高さが評価されています。
一方の大谷選手は指名打者として試合に出るため、守備でプラスを積み重ねることはできません。
ここが、今回の「不要論」につながった比較のポイントでしょう。
また、ドジャースがスター選手を数多く抱えていることも背景にあります。
打線には大谷選手だけでなく、ムーキー・ベッツ選手やフレディ・フリーマン選手ら実績豊富な選手がいます。
投手陣にも有力選手がそろっており、「大谷が抜けても他の選手で補えるのでは?」という見方が出やすいわけです。
しかし、この主張に対して米メディア「スポーティングニュース」のマット・サリバン記者は強く反論しました。
ドジャースは戦力が豊富でも、主力選手が常に万全とは限りません。
シーズンを通して、故障や不調が重なる可能性もあります。
その状況で主軸打者まで抜ければ、チームへの影響が小さいとは言い切れないでしょう。
特に大谷選手は、長打力だけでなく出塁や走塁でも貢献できます。
さらに復帰すれば、投手としても力を発揮できる特殊な存在です。
「ユニコーン」と表現されるほど珍しい二刀流選手の価値を、チームの選手層が厚いという理由だけで割り引くことには疑問が残ります。
今回の「大谷翔平不要論」は、本当に不要という意味よりも、MVPを選ぶ際に守備力やチーム内での代替可能性まで見るべきなのか、という議論から生まれたものと考えるのが自然でしょう。
大谷翔平とPCAのMVP争いの背景は?
大谷翔平選手の不要論がここまで話題になった最大の背景には、PCAとのナ・リーグMVP争いがあります。
PCAことピート・クロウ=アームストロング選手は、カブスの主力として攻撃・走塁・守備のすべてで存在感を示す外野手です。
2026年8月には、大谷選手とPCAがナ・リーグMVPの有力候補として並んで語られる状況になりました。
ESPNが8月13日に発表した「MLBトップ50選手」でも、大谷選手が1位、PCAが2位。
両者の評価がかなり接近していることが分かります。
MVP争いで大谷選手の強みになるのは、やはり打撃力と投手としての実績です。
打者として試合に出ながら、登板時には先発投手としても結果を残せる選手は極めて異例。
2026年も投手として離脱するまで、8勝2敗、防御率1.79を記録しています。
再びマウンドへ戻れるかどうかは、MVP争いの重要なポイントになりそうです。
一方で、PCAの大きな武器は守備。
センターで広い範囲をカバーできる守備力に加え、打撃や走塁でも結果を残しています。
そのため、「毎試合の総合的な貢献度」では非常に高く評価されている選手です。
8月15日に報じられた比較では、bWARでPCAが7.4、大谷選手が6.4と、PCAが上回る状況も伝えられていました。
まさに、**「投打で規格外の大谷」対「攻守走で貢献するPCA」**という構図です。
そのため、今回ライター投手が守備面を強調したことも、突然出てきた主張というわけではありません。
MVPを「最も優れた選手」と考えるのか。
それとも「チームに総合的な価値を与えた選手」と考えるのか。
この違いによって、評価も分かれてきます。
さらに注目したいのが、大谷選手の投手復帰です。
CBS Sportsも、大谷選手が再びマウンドに立てるかどうかが、PCAとのMVP争いを左右するポイントになると分析しています。
もし大谷選手が打者として結果を残しながら投手復帰まで果たせば、二刀流としての評価は再び大きく高まる可能性があります。
逆に投手としての登板が少ないままで、PCAが打撃と守備の好調を維持すれば、MVP争いは最後まで接戦になる可能性が高いでしょう。
今回の「大谷翔平不要論」は、単なる大谷選手への批判というより、2026年のナ・リーグMVP争いがそれだけ白熱していることを象徴する発言だったのかもしれません。
その他の記事

