2019年6月に15年半の歴史に幕を下ろした人気漫画『銀魂』。原作の最終回から約1年半後の2021年1月8日、ついにアニメシリーズにも終止符が打たれました。
「銀魂 アニメ 最終回」とは、原作最終巻(77巻)のストーリーを映像化した劇場版アニメ『銀魂 THE FINAL』のことを指します。原作ファンにとっては待ちに待った作品であり、銀魂という物語の締めくくりとして相応しい内容になっていました。
一方で、テレビアニメ版の「銀魂」最終回(第367話)は、原作の展開とは異なる独自路線を突っ走るという衝撃的な内容だったのをご存知でしょうか? ギャグ全開の展開に加えて、原作者の空知英秋先生とアニメスタッフによる対談パートも放送され、15年半におよぶ銀魂の裏側が赤裸々に語られました。
この記事では、「銀魂 アニメ 最終回」の内容や見どころを詳しく解説していきます。また、「銀魂 THE FINAL」の前日譚にあたる「銀魂 THE SEMI-FINAL」についても触れていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
この記事のポイント
・銀魂アニメ最終回(第367話)の内容と、原作とは異なる衝撃的な展開
・銀魂アニメ最終回で放送された、原作者とアニメスタッフによる対談の内容
・銀魂アニメ最終回の後に公開された、「銀魂 THE FINAL」と「銀魂 THE SEMI-FINAL」の位置づけと見どころ
・15年半続いた銀魂という作品の魅力と、それを支えたスタッフの情熱
銀魂アニメ15年の歴史に最終回で終止符
- 銀魂は週刊少年ジャンプで15年半連載された大人気漫画
- アニメ銀魂も4期にわたり12年間放送
- 銀魂 THE FINALで原作最終巻をアニメ化
- 銀魂ファンは原作やアニメを全て追っていない人も多い
- 銀魂 THE FINALは最後まで見ていない人でも楽しめる作り
銀魂は週刊少年ジャンプで15年半連載された大人気漫画
銀魂は、空知英秋先生による大人気漫画作品です。 2004年1月から2019年6月まで、実に15年半もの長期にわたって週刊少年ジャンプで連載されました。
全77巻におよぶ大ボリュームで、ジャンプ史上でも「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、「ONE PIECE」に次ぐ3番目の長期連載作品となっています。 SF時代劇というユニークな設定や、ギャグとシリアスが絶妙に融合したストーリー、個性豊かなキャラクター達が魅力の作品です。
少年誌の看板作品でありながら、大人をも魅了する奥深い世界観を持っているのが銀魂の大きな特徴と言えるでしょう。
アニメ銀魂も4期にわたり12年間放送
そんな大人気漫画の銀魂ですが、アニメ化もされています。 原作の連載開始から2年後の2006年に第1期のアニメ放送が開始され、その後も2011年に第2期、2012年に第3期、2015年に第4期と、4期にわたって放送されました。
なんと12年間も続いたロングランアニメとなっているのです。 放送話数は全367話、原作の75巻までがアニメ化されています。 多くのアニメでは深夜帯に放送されることが多い昨今ですが、銀魂は主に18時台や19時台という比較的早い時間帯での放送だったこともあり、幅広い層のファンを獲得しました。
漫画を読んだことがなくても、銀魂の世界観やキャラクター達を知っているという人は多いのではないでしょうか。
銀魂 THE FINALで原作最終巻をアニメ化
そして2021年1月8日、ついに銀魂のアニメシリーズにも終止符が打たれました。 「銀魂 THE FINAL」という劇場版アニメが公開されたのです。
こちらは原作最終巻である77巻の内容を映像化した作品で、まさに「THE FINAL」というタイトル通りのファイナルストーリーとなっています。 原作完結から約1年半遅れてのアニメ化でしたが、長きにわたって銀魂を愛してきたファンにとっては感慨深い作品だったことでしょう。
週刊連載というハードなスケジュールでここまで長期間描き続けた空知先生の偉業と、それを支えてきたスタッフやファンへの感謝の思いが込められた作品だと感じました。
銀魂ファンは原作やアニメを全て追っていない人も多い
ただ一方で、15年半という長期連載だった銀魂を最後まで追っていたファンばかりではないというのも事実です。 77巻もの長編を全て読破したという人は、熱心なファンの中でもそう多くはないかもしれません。
アニメも第1期から第4期まで全話視聴したという人は少数派だと思われます。 特に第1期や第2期が放送されていた頃は、まだ原作も連載途中で物語も佳境に入っていない状態でした。 当時のアニメでは、原作のコメディ色の強い部分が中心に描かれていたこともあり、ギャグ回が多かったのを覚えている人も多いのではないでしょうか。
アニメの印象が強い人にとっては、終盤のシリアスな展開はあまりピンとこないかもしれません。
銀魂 THE FINALは最後まで見ていない人でも楽しめる作り
しかし「銀魂 THE FINAL」は、原作やアニメを最後まで追っていないファンでも楽しめるような作りになっているのが特徴です。
物語のキーパーソンであるキャラクターや重要な出来事はしっかりと描写されているので、ストーリーを追うのに苦労することはないでしょう。 また、終盤のシリアス展開を知らない人でも、映画を通してその面白さを感じられる構成になっています。
もちろんギャグ要素も健在で、懐かしのキャラクター達が繰り広げる騒動にも注目です。 銀魂らしい笑いとドラマが両立した、満足感の高い作品に仕上がっていると感じました。 原作やアニメから離れていた人も、この機会に銀魂の世界に触れてみてはいかがでしょうか。
銀魂アニメ最終回までの道のり
- 銀魂 THE FINAL公開前に原作76巻を映像化した重要作品が
- 銀魂 THE SEMI-FINALはdTVで独占配信
- SEMI-FINALはテレビアニメの368話と369話に相当
- 銀魂終盤は2年後の世界、成長したキャラクター達の姿も
- テレビアニメの銀魂最終回は独自路線を突っ走る
- 最終回で原作とアニメの裏事情も大暴露
- 下ネタとぶっちゃけ話が詰まった最終回を思い切り楽しもう
- 銀魂アニメの最終回:総括
銀魂 THE FINAL公開前に原作76巻を映像化した重要作品が
ところで「銀魂 THE FINAL」が公開されるまでには、もう一つ重要な作品がありました。 それが「銀魂 THE SEMI-FINAL」です。
「THE FINAL」が原作77巻を映像化したのに対し、「THE SEMI-FINAL」は76巻の内容がメインとなっています。
つまり「THE FINAL」の前日譚にあたる作品なのです。 前述の通り、アニメ「銀魂」の最終話は原作の75巻までしか描かれていませんでした。
「THE FINAL」を観る前に、76巻の内容を押さえておきたいところです。 「THE SEMI-FINAL」は、まさにそのための作品だったのです。
銀魂 THE SEMI-FINALはdTVで独占配信
「銀魂 THE SEMI-FINAL」は、動画配信サービス「dTV」で独占配信された作品です。 dTVは、NTTドコモが提供する定額制の動画配信サービスで、スマホやタブレットで手軽に利用できるのが特徴です。 配信開始日は2021年1月15日と、「THE FINAL」の公開から1週間後というタイミングでした。
「THE FINAL」を観て銀魂の世界に興味を持った人でも、すぐに続きを観ることができる嬉しい配信スケジュールだったと言えるでしょう。 dTVでは「THE SEMI-FINAL」の他にも、過去の銀魂アニメシリーズも配信されています。
つまり「THE SEMI-FINAL」を起点として、银魂の世界にどっぷりと浸ることができるわけです。 映画館で「THE FINAL」を観た後は、ぜひdTVで「THE SEMI-FINAL」を観てみてはいかがでしょうか。 銀魂の世界により深く触れることができるはずです。
SEMI-FINALはテレビアニメの368話と369話に相当
ちなみに「銀魂 THE SEMI-FINAL」の内容は、アニメシリーズでいうと368話と369話に相当します。 つまりアニメ最終話の次の話数ということになりますね。
前述の通り、テレビアニメ「銀魂」は全367話が放送されました。 もし368話以降もアニメ化されていたら、まさに「THE SEMI-FINAL」の内容が描かれていたことでしょう。 「
THE SEMI-FINAL」を観ることで、アニメでは描かれなかった銀魂の続きを楽しむことができるのです。 長年銀魂アニメを追いかけてきたファンにとっては、またとない機会だったのではないでしょうか。 もちろん、アニメをリアルタイムで視聴していなかった人にとっても、銀魂の全容を知る良い機会になったことと思います。
銀魂終盤は2年後の世界、成長したキャラクター達の姿も
「銀魂 THE SEMI-FINAL」や「THE FINAL」で描かれているのは、原作終盤である2年後の世界です。 それまでのストーリーから一気に2年後の世界に飛ぶという、非常に大胆な展開が用意されていました。
2年という歳月は、人の成長を描くには十分な期間です。 銀魂でも、主要キャラクター達が2年の時を経て、それぞれに成長した姿を見せてくれました。 例えば万事屋のリーダー・坂田銀時は、かつての仲間との因縁に向き合う覚悟を決めた男へと変わっていきます。
ヒロインの神楽も、宇宙最強の戦闘種族・夜兎の末裔としての宿命に立ち向かう強さを身につけていきました。 2年後設定だからこそ描けた、キャラクター達の新たな一面も見どころの一つだと言えるでしょう。
テレビアニメの銀魂最終回は独自路線を突っ走る
テレビアニメ「銀魂」の最終回(367話)は、原作の展開とは異なる独自路線を突っ走るという衝撃的な内容でした。 原作通りの展開を期待していたファンにとっては、あまりにも予想外の展開に驚いた人も多かったのではないでしょうか。
最終回では、なんと万事屋のメンバーがゾンビになってしまうという、ギャグ全開の内容が繰り広げられました。 シリアスな展開が続いていた原作に比べて、かなりぶっ飛んだ内容だったと言えます。 しかしこのような原作と異なる展開も、長年銀魂を追いかけてきたファンにとっては愛すべきものだったのかもしれません。
最後の最後まで銀魂らしさを貫いた、制作スタッフの遊び心が感じられる内容だったと思います。
最終回で原作とアニメの裏事情も大暴露
テレビアニメ最終回では、ギャグ展開だけでなく、原作者の空知英秋先生とアニメスタッフによる対談パートも放送されました。 15年半にわたって続いた原作とアニメの裏側が、赤裸々に語られる貴重な内容となっています。
例えば、連載当初は打ち切りの危機が常につきまとっていたことや、アニメ制作の苦労話など、ファンにとって興味深いエピソードが多数披露されました。 また、原作者とアニメスタッフだからこそ話せる、キャラクター達への愛情あふれるトークも印象的でした。
銀魂という作品が、多くのスタッフの情熱と努力によって支えられていたことを感じずにはいられません。 最終回でこのようなトークが聞けたことは、長年銀魂を応援してきたファンにとって嬉しいサプライズだったのではないでしょうか。
下ネタとぶっちゃけ話が詰まった最終回を思い切り楽しもう
以上のように、銀魂アニメの最終回は下ネタとぶっちゃけ話が詰まった内容となっています。 原作ファンが待ち望んだ王道の最終回とは一味違った路線ですが、これはこれで銀魂らしさが詰まった内容だと言えるでしょう。
特に原作者とスタッフの対談パートは必見です。 銀魂という作品の裏側を知ることができる貴重な機会ですし、作り手の情熱も肌で感じることができるはずです。 最終回を観ることで、銀魂という作品がどれだけ多くの人に愛されてきたのかを実感できるでしょう。
そしてその愛情は、「THE SEMI-FINAL」や「THE FINAL」にも受け継がれています。 最終回を観た後は、ぜひ劇場版にも触れてみてください。 テレビアニメとは一味違った、スケールアップした銀魂の世界を堪能できるはずです。
銀魂アニメの最終回:総括
・週刊少年ジャンプで15年半連載された人気漫画「銀魂」がアニメ化され、全367話が放送された
・銀魂アニメ最終回(第367話)は原作と異なるギャグ全開の独自路線で、万事屋のメンバーがゾンビになるという衝撃的な内容だった
・最終回では原作者の空知英秋先生とアニメスタッフによる対談パートが放送され、15年半の銀魂の裏側が赤裸々に語られた
・銀魂アニメ最終回の後、原作最終巻(77巻)を映像化した「銀魂 THE FINAL」が劇場公開された
・「銀魂 THE FINAL」の前日譚にあたる「銀魂 THE SEMI-FINAL」がdTVで独占配信され、アニメ第368話と第369話に相当する内容が描かれた
・「銀魂 THE SEMI-FINAL」や「THE FINAL」では、2年後の世界が舞台となり、成長したキャラクター達の新たな一面が見どころとなっている
・原作最終巻までを丁寧に映像化した「銀魂 THE FINAL」は、原作やアニメを最後まで追っていないファンでも楽しめる作りになっている
・アニメ銀魂は4期にわたり12年間放送され、原作の75巻までがアニメ化された
・全77巻におよぶ大ボリュームの原作は、ジャンプ史上3番目の長期連載作品となった
・銀魂は少年誌の看板作品でありながら、SF時代劇というユニークな設定やギャグとシリアスが融合したストーリー、個性豊かなキャラクターが魅力
・銀魂という作品が多くのスタッフの情熱と努力によって支えられてきたことが、最終回の対談から伝わってくる
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