
「こち亀 最終回 ひどい」と言われて久しい、国民的長寿漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』通称「こち亀」。1976年から2016年まで実に40年に渡って連載された同作の最終回は、当時大きな話題を呼びました。
しかし、その内容があまりにも拍子抜けだったため、多くのファンから「こち亀 最終回 ひどい」と批判が殺到。
40年間積み重ねてきた物語や人間関係に一切触れず、いつものギャグオチで終わらせたことに、読者は納得がいかなかったのです。
本記事では「こち亀 最終回 ひどい」と言われる理由を詳しく解説。ファンの期待と蓋を開けてみれば何だったのか、その全貌に迫ります。

この記事のポイント
・「こち亀」最終回がひどいと言われる理由
・ファンが望んでいた最終回の展開や結末
・最終回をめぐる作品の裏話や秘話
・「こち亀」最終回に対する海外の反応
こち亀の最終回がひどいと言われる理由

- こち亀という作品ならではの事情
- 40年の歴史に幕を下ろす最終回への期待
- よく言えばいつも通り、悪く言えば特別感のない終わり方
- 両さんと麗子の結婚に期待する声
- 両さんと纏のカップル誕生を望むファンも
- 「40周年記念こち亀復活キャラベスト10」の内容に不満の声
- こち亀の最終回に対する海外の反応
こち亀という作品ならではの事情
「こち亀」は、1976年に週刊少年ジャンプで連載が開始されました。
作者の秋本治氏は、当時23歳の新人漫画家であり、母の看病をしながら複数の出版社に漫画を投稿するという投稿漫画家生活を送っていました。
母の死をきっかけに『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を新人賞に応募したことがきっかけとなり、同年に連載が始まったのです。
基本的なあらすじは、東京都葛飾区の亀有公園前派出所に勤務する両津勘吉を主人公に、その同僚や周辺の人物が繰り広げる読み切り形式のギャグ漫画というものでした。
しかし、時にはトリビア的な小ネタ話や作者の趣味が全面に押し出されたマニアックな話、最新の流行や時事問題を皮肉るような話、感動的な人情話、後味の悪いシリアスな話など、様々なテーマが毎回のように繰り広げられていきました。
気づけば、「こち亀」はジャンプを代表する人気漫画になっていたのです。
連載開始から20年目の1996年にはコミックス第100巻が発売され、そして連載開始40年目の2016年に発売されたコミックス200巻で完結しました。
その間、一度も休載せずに続いた長寿漫画としても知られています。
このように、「こち亀」はバラエティに富んだ長寿漫画だったのです。
40年の歴史に幕を下ろす最終回への期待
40年もの間連載され、様々なテーマを扱ってきた「こち亀」だけに、最終回がどのような内容になるのか、読者の期待も非常に大きかったことでしょう。
200巻という大台に乗せて、有終の美を飾るような最終回を期待する声は数多くありました。
しかし、いざ最終回が掲載されてみると、その内容に納得できない読者も少なくなかったようです。
「最終回がひどい」「残念な終わり方だった」という声が多く聞かれるようになりました。
一体なぜ、「こち亀」の最終回は批判が多いのでしょうか。
期待の大きさゆえに、最終回に納得できなかった読者が多かったのかもしれません。
よく言えばいつも通り、悪く言えば特別感のない終わり方
SNS上の評判を見てみると、「こち亀」の最終回に期待していたのは、両さんが誰かと結婚して終わるようなハッピーエンドだったようです。
両さんの結婚相手として真っ先に名前が挙がったのは、連載当初からヒロインとして登場していた秋本麗子でした。
ただ、麗子さんは同じく連載当初から登場していた中川圭一と結ばれるのがお似合いだという声のほうが一般的だったかもしれません。
そこで、両さんの結婚相手候補として浮上したのが、コミックス第118巻で新人婦警として登場し、後にエピソード中で結婚騒動まで起こした擬宝珠纏(ぎぼし まとい)だったのです。
そして、数年後のエピソードとして、両さんと纏、中川と麗子の子ども同士が警察官として亀有公園前派出所で偶然の出会いを果たす、といったような展開を期待する声もありました。
確かにベタな展開かもしれませんが、40年間で200巻も続いた漫画だからこそ、そういった次世代の登場キャラクターまで含めた結末があってもおかしくはないでしょう。
しかし、実際の最終回の内容は「40周年記念こち亀復活キャラベスト10」というものでした。
しかも、それは読者投票のような形ではなく、両さんの独断によるもの。
登場キャラクターも脇役がメインというものだったのです。
最終回全体を通しても、いつものこち亀らしいドタバタ劇が繰り広げられる内容で、最後のコマが「全員集合でありがとう」といった大団円的なものだった程度でした。
こち亀のような終わりが想像しづらい作品だけに、こういった最終回になるのも仕方ないし納得だという声も多く見られました。
しかし一方で、40年間も続いた漫画の最後がこれでいいのか、という否定的な意見も数多く見られたのです。
よく言えばいつも通りのこち亀らしさ、悪く言えば特別感のない最終回だったということなのかもしれません。
両さんと麗子の結婚に期待する声
両さんと麗子が結ばれて欲しいという声は、連載当初から根強くありました。
麗子は、両さんが憧れを抱いている女性であり、幼馴染でもあります。
両さんにとって、麗子は特別な存在だったのです。
連載が長期に渡っていく中で、両さんと麗子の関係性にも変化が見られるようになりました。
当初は、両さんの一方的な思いに留まっていた関係でしたが、次第に麗子も両さんを意識するようになっていったのです。
麗子は、両さんの良いところも悪いところもよく知っている、両さんにとって欠かせない存在になっていました。
40年にも及ぶ連載の中で、両さんと麗子の関係性は読者にとっても馴染み深いものになっていきました。
そのため、最終回では両さんと麗子が結ばれることを期待する声が多かったのです。
しかし、結局のところ両さんと麗子の関係性に大きな進展はなく、最終回を迎えることになりました。
両さんと麗子の結婚を望んでいた読者にとっては、物足りない結末だったのかもしれません。
両さんと纏のカップル誕生を望むファンも
連載の後期になって登場したキャラクターに、擬宝珠纏がいます。 纏は、新人婦警として亀有公園前派出所に配属されてきた、美人でクールな女性です。
両さんは、そんな纏に一目惚れをしてしまいます。 当初は、両さんの一方的な思いに留まっていましたが、次第に纏も両さんに惹かれていくようになりました。
纏は、両さんのことを「ただのバカ」だと思っていましたが、両さんの真っ直ぐな性格や正義感に触れるうちに、両さんを男として意識するようになっていったのです。
そして、ついにはプロポーズまでする展開に。 纏は、プロポーズを受け入れるかどうか悩みましたが、最終的には両さんの思いを受け止めることにしました。
こうして、両さんと纏のカップルが誕生したのです。 両さんと纏のカップル誕生は、連載の後期になって起こった出来事でした。 そのため、連載当初からのファンにとっては、少し唐突な展開だったのかもしれません。
しかし、両さんと纏の関係性を応援するファンも少なくありませんでした。 纏は、両さんにとって特別な存在になっていきました。 両さんは、纏と一緒にいることで、自分の新たな一面を見出していったのです。
そんな両さんと纏の関係性に、多くのファンが心を打たれたのでしょう。 最終回では、両さんと纏のその後の様子が描かれることを期待する声もありました。
二人が結婚し、子供に恵まれる姿を見てみたいというファンは少なくなかったはずです。 しかし、結局のところ両さんと纏の関係性に大きな進展はなく、最終回を迎えることになりました。 両さんと纏のカップル誕生を喜んでいたファンにとっては、少し物足りない結末だったのかもしれません。
「40周年記念こち亀復活キャラベスト10」の内容に不満の声
実際の「こち亀」最終回の内容は「40周年記念こち亀復活キャラベスト10」というものでした。 これは作中の登場人物、両津勘吉の独断で決めたランキングという設定です。
1位から10位まで、両さんお気に入りのマイナーキャラクターが順番に登場するという内容でした。 ベスト10に選ばれたのは、初登場から10年以上経っているようなかなり古いキャラクターが中心でした。
亀有署の面々はもちろん、よく知られた脇役キャラも順位には入っていません。 読者の間では、「誰だこいつは」と言いたくなるようなマニアックなキャラクターが多かった印象です。
40周年という節目の最終回で、現在の人気投票を行うのではなく、作者のお気に入りキャラばかりを集めたことに違和感を覚える読者も多かったようです。 単行本の出来も決して芳しくないマイナーキャラの復活劇では、「こち亀」の長い歴史を振り返るにはあまりにもしょぼすぎる、と言わざるを得ません。
また、これまでの連載でもマニアックなネタを多用してきた「こち亀」ですが、さすがに最終回でそれをやるのはどうなのか、という声もありました。 せっかくの200巻到達という記念すべき最終回で、一般読者置いてけぼりの内容では拍子抜けしてしまいます。
作者の自己満足に終わってしまった感が否めない、というのが多くの読者の感想だったようです。
こち亀の最終回に対する海外の反応
「こち亀」は日本国内だけでなく、海外でも人気の高い作品でした。 特にアジア圏では、日本の漫画文化を代表する作品の一つとして知られています。
そのため、「こち亀」の最終回は海外でも大きな注目を集めていたのです。 海外の反応を見てみると、日本国内と同様に批判的な声が多く見られました。
「40年間も続いた漫画の最終回がこれでいいのか」「あまりにもあっけない終わり方だ」といった意見が目立ちます。 また、「両さんと麗子の結婚エンドを期待していたのに」という声も多かったようです。
一方で、「こち亀らしい最終回だった」と評価する声も見られました。 「こち亀」は40年間もの間、奇想天外なギャグと社会風刺を繰り広げてきた作品です。
最終回もその路線を貫いたことを評価する海外ファンも少なくありませんでした。 また、「こち亀」の長寿ぶりを称賛する声も多く見られました。
一つの漫画が40年間も連載を続けることは、世界的に見ても稀有な例だといえるでしょう。 その偉業をたたえる海外ファンの声は、「こち亀」の最終回に対する批判の中でも際立っていました。
こち亀最終回のひどさに隠された真相

- ジャンプ掲載版とコミックス版で異なるラストシーン
- 過去に存在した「ニセ最終回」エピソード
- 連載終了から5年後に発売された幻のエピソード
- アニメ版の最終回「さよなら両さん大作戦」
- 複数存在するこち亀の終わり方
- 有吉弘行もこち亀最終回のしょうもなさを痛烈批判
- 人気長寿漫画だからこそ難しい最終回の描き方
- まとめ:こち亀の最終回ひどい?
ジャンプ掲載版とコミックス版で異なるラストシーン
「こち亀」の連載が終了した際、週刊少年ジャンプ掲載版とコミックス版でラストシーンが異なっていたことをご存知でしょうか。
ジャンプ掲載版では、ページ数の都合からどうしても駆け足な終わり方になってしまいました。 両さんと麗子の結婚式シーンが描かれ、両さんが「今までありがとう!」と読者に向かって叫ぶコマで幕を閉じています。 まさにグランドフィナーレといった趣の終わり方です。
一方、単行本の最終巻では、ジャンプ版とは違ったラストシーンが描かれていました。 両さんが「最終回だからって大げさなことはしない」と言いながら、いたずらを仕掛けるという内容です。
最後まで両さんらしさ全開のオチに、読者からは「こういう終わり方もアリだね」という声も聞かれました。 ジャンプ版のグランドフィナーレと、コミックス版のいたずらエンド。
この二つの「こち亀」最終回を見比べることで、作品の多様な魅力を感じ取ることができるかもしれません。
過去に存在した「ニセ最終回」エピソード
「こち亀」では、実は連載中に何度か「ニセ最終回」とも呼べるエピソードが存在していました。 例えば、単行本の第100巻では「最終回」と銘打ったエピソードが収録されています。
しかし、その内容は両さんの夢オチというもので、本当の最終回ではありませんでした。 また、2016年に放送されたアニメ版「こち亀」の最終回でも、似たような演出が用いられています。
最終回らしい盛大な祝賀パーティーの最中、両さんが「これで終わりだと思ったか? まだまだ続くよ!」と叫ぶシーンがありました。
これには多くの視聴者が「まんまと騙された」と反応していたようです。 作者の秋本治先生は、「こち亀」連載中からたびたび「ニセ最終回」ネタを仕込んでいたようです。
最終回への期待を煽りつつ、実は物語が続いていくという演出は、読者を驚かせるには十分な効果があったのでしょう。 秋本先生の遊び心が垣間見えるエピソードだといえます。
連載終了から5年後に発売された幻のエピソード
「こち亀」連載終了から5年後の2021年、「週刊少年ジャンプ」で幻のエピソードが掲載されました。 その内容は、連載終了後の両さんと麗子の結婚生活を描いたものでした。
子育てに奮闘する両さんの姿が笑いを誘うとともに、夫婦の絆の深さを感じさせる内容となっています。 このエピソードは「連載終了の裏側を描いた特別編」という位置付けでした。
連載終了からわずか5年とはいえ、あらためて「こち亀」の世界観に触れることができて、ファンにとっては嬉しいサプライズだったことでしょう。 「連載が終わってもまだ続きがある」というメッセージ性も感じられる内容でした。
ただし、このエピソードはジャンプ本誌での掲載のみで、単行本化はされていません。 もしかすると、秋本先生の中では「こち亀」本編とは別物として扱っているのかもしれません。
いずれにせよ、ファンにとっては貴重な1エピソードであることは間違いないでしょう。 もし単行本化されれば、多くのファンが手に取ることになるはずです。
アニメ版の最終回「さよなら両さん大作戦」
アニメ版「こち亀」の最終回は、原作と違った展開で話題を集めました。 最終回のサブタイトルは「さよなら両さん大作戦」。
両さんが亀有署を辞めることになり、町をあげての壮行会が開かれるという内容でした。 アニメオリジナルのストーリーではありますが、両さんと亀有の面々の絆の深さが丁寧に描かれています。 特に、両さんと麗子の別れのシーンは感動的で、視聴者の涙を誘ったようです。
また、両さんがこれまでの活躍を振り返るシーンもあり、長年の「こち亀」ファンにはたまらない内容となっていました。 原作では両さんの結婚エンドを期待する声が多かった中、アニメ版は「別れ」という形でフィナーレを迎えました。
しかし、最後は両さんがまた亀有に戻ってくるというオチがついています。 「こち亀」らしい、明るく前向きなメッセージ性のある終わり方だったといえるでしょう。
原作とは異なる解釈のラストシーンですが、これもまた「こち亀」の魅力の一つだと言えるかもしれません。 アニメ版の最終回は、原作とはひと味違った「こち亀」の終わり方を提示してくれた名エピソードだったのです。
複数存在するこち亀の終わり方
ここまで見てきたように、「こち亀」には複数の「終わり方」が存在しています。 ジャンプ版とコミックス版で異なるラストシーン、連載中の「ニセ最終回」、連載終了後の特別編、そしてアニメ版の最終回。
それぞれの終わり方が、「こち亀」という作品の多様な魅力を象徴しているようです。 「こち亀」のように長期間連載された作品では、最終回をどう描くかは難しい問題です。
連載開始から40年近くが経過し、ファンの中にも「こち亀」に対する思い入れは人それぞれあることでしょう。 全てのファンの期待に応えるのは不可能に近いといえます。
しかし、「こち亀」はその難題に真っ向から挑んだ作品だったのではないでしょうか。 ギャグあり、感動あり、そして「こち亀」は最終回に至るまで、実に多彩な表情を見せてくれたのです。
有吉弘行もこち亀最終回のしょうもなさを痛烈批判
お笑い芸人の有吉弘行さんも、「こち亀」最終回について言及していました。 有吉さんは、「40年も続いた漫画の最終回がこれかよ」と、かなり辛辣な感想を漏らしています。
「両さんと麗子が結婚するとか、そういうオチじゃないのかよ」と、多くの読者が抱いた疑問を代弁するような発言もしていました。
有吉さんは、お笑い芸人という立場からか、「こち亀」最終回に対してはシビアな評価をしているようです。 「40周年記念こち亀復活キャラベスト10」という内容が、あまりにもしょうもないと感じたのでしょう。
最終回への期待が大きかっただけに、ガッカリ感も大きかったのかもしれません。 ただし、有吉さんは「こち亀」というマンガの功績は高く評価しているようです。
40年間もの間、第一線で活躍し続けたことは並大抵のことではない、と語っていました。 最終回の内容はともかく、「こち亀」が残した功績は決して揺るがないものだといえるでしょう。
人気長寿漫画だからこそ難しい最終回の描き方
「こち亀」のように長期間連載された人気漫画にとって、最終回の描き方は非常に難しい問題だといえます。 連載期間が長くなればなるほど、読者の思い入れも深くなっていくからです。
また、作品に対する解釈も人それぞれ異なってくるでしょう。 そうした中で、全ての読者の期待に応えるような最終回を描くのは至難の業だと言わざるを得ません。
「こち亀」の場合、40年間もの間、社会風刺とユーモアを軸に連載が続けられてきました。 その過程で生み出された名場面、名ゼリフの数々は、読者の記憶に深く刻み込まれているはずです。
そうした思い出を汚さないような最終回を描くことは、もはや不可能に近いのかもしれません。 結婚エンドを望む声、両さんと纏の行方を気にする声など、読者の中にはさまざまな「こち亀」像が存在しているのです。
しかし、「こち亀」最終回に対する批判の声は、裏を返せば作品への愛情の表れだとも言えます。 40年間もの間、読者に愛され続けてこそ、最終回への期待も高まるのです。
「こち亀」が生み出した数々の名シーンを思い出しながら、その終わり方を肯定的に受け止めることも大切なのかもしれません。 誰もが納得のいく最終回など、そもそも存在しないのですから。
まとめ:こち亀の最終回ひどい?
・「こち亀」は1976年から2016年まで40年間連載された長寿漫画である
・連載40周年の節目となる最終回への期待が非常に大きかった
・しかし最終回の内容は「40周年記念こち亀復活キャラベスト10」という作者の独断によるマイナーキャラ紹介だった
・最終回らしい盛大な展開や主要キャラの結末を期待していた読者からは「こち亀 最終回 ひどい」という批判の声が多く上がった
・特に両津勘吉と婦警・擬宝珠纏や幼馴染の秋本麗子との恋愛関係の決着を望む声が多かった
・海外でも「こち亀 最終回 ひどい」と最終回の内容を不満に感じる読者が多かった一方、最後までこち亀らしさを貫いたと評価する声もあった
・週刊少年ジャンプ掲載版とコミックス版で異なるラストシーンが描かれていた
・連載中には「ニセ最終回」とも呼べるエピソードが複数存在していた
・連載終了から5年後に発売された幻のエピソードでは最終回後の物語が描かれている
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コメント
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