カインズホームのドッグフード「Pet’sOne」をご存知でしょうか。コスパの良さから注目を集めるこの商品ですが、実際に愛犬に与えている飼い主さんの口コミ評価はどうなのでしょうか。
そこで今回は、カインズ ホーム ドッグフード 口コミについて詳しく調査してみました。飼い主目線の生の声だけでなく、原材料や栄養バランスについても犬の管理栄養士の視点から徹底的に分析。
低価格で人気の「Pet’sOne」ですが、果たして愛犬の健康に与える影響は大丈夫なのか。気になる口コミ評価と専門家の見解を知って、賢くドッグフードを選ぶ参考にしてください。
この記事のポイント
・カインズホームのドッグフード「Pet’sOne」に対する飼い主の評価
・「Pet’sOne」の原材料や栄養バランスに関する専門的な分析
・安価なドッグフードを選ぶ際の注意点
・愛犬の健康のために最適なドッグフードを選ぶポイント
カインズホームのドッグフード「Pet’sOne」の口コミをチェック
・ホームセンターのカインズが販売するオリジナルドッグフード
・カインズ公式サイトでの飼い主の評判は概ね好評
・「お腹の調子が良くなった」という口コミが目立つ
・「コスパの良いドッグフード」と評価する声が多数
・一方で、SNSでの口コミ投稿は現在見当たらない
・原材料の詳細が不明なため安全性への不安を感じる飼い主も
ホームセンターのカインズが販売するオリジナルドッグフード
カインズは、全国に展開するホームセンターチェーンの一つです。
DIY用品や園芸用品、ペット用品など、幅広い商品を取り扱っています。
そのカインズが、オリジナルブランドとして販売しているのが「Pet’sOne」というドッグフードです。
ホームセンターがオリジナルのドッグフードを販売しているのは珍しく、品質や価格面での評判が気になるところでしょう。
カインズ公式サイトでの飼い主の評判は概ね好評
カインズ公式サイトに寄せられた、「Pet’sOne」の口コミを見てみると、概ね好評という印象です。
「うちの子は元保護犬の中型ミックス犬5才の女の子です。最初は、保護団体から指定された1キロ2000円のフードを使ってましたが、こちらのフードに替えてみました。お腹に合っているらしく、一度もお腹を壊したりしなくなりました。」という声があります。
他にも、「コスパの良いドッグフードですね。この乾燥フードとウエットな缶詰を長年2匹の犬達に与えていますがお気に入りのよう?です。」といった、価格面を評価する口コミが見られました。
「お腹の調子が良くなった」という口コミが目立つ
「Pet’sOne」に切り替えてから、愛犬の健康状態が改善したという報告が多数寄せられています。
前述の通り、「お腹に合っているらしく、一度もお腹を壊したりしなくなりました。」という飼い主さんの声があります。
他にも、「小型犬2匹に加え、保護した雑種の大型犬2匹飼育することとなりました。ショップやブリーダーが推奨するプレミアムフードを与えていましたが、高価なわりに食いムラや下痢、嘔吐が多く困っていました。経済的にも厳しくなりだしたので、格安のフードを何種類か試しましたがこちらが一番です!」と、消化面での改善を実感したという口コミがありました。
「コスパの良いドッグフード」と評価する声が多数
カインズの「Pet’sOne」は、価格の安さに満足している飼い主が非常に多いです。
8kgで1,380円(税込)、15kgで1,680円(税込)というリーズナブルな価格設定になっています。
体重10kgの柴犬の場合、1日の給餌量は約140gですので、15kg入りを購入すれば1日あたり15.6円でドッグフードが手に入る計算です。
「うちは複数の大型犬を飼っているので、どうしても餌代がかさんでしまって…。でもこの価格なら続けられそうです。」と、多頭飼いをしている方にも好評のようです。
一方で、SNSでの口コミ投稿は現在見当たらない
カインズ公式サイト上の評価は上々ですが、SNSでの口コミ投稿は管理栄養士の調査した限り見当たりませんでした。
Twitterや Instagram、ペット関連の口コミサイトなどを広く検索しましたが、「Pet’sOne」について言及しているユーザーは現時点では見つかりませんでした。
ホームセンターのオリジナルフードということで、まだ認知度が低いのかもしれません。
利用者からの情報が少ないのは、飼い主目線での評価を知りたい方にとっては物足りなく感じるかもしれませんね。
原材料の詳細が不明なため安全性への不安を感じる飼い主も
一方で、原材料表示の不明瞭さから安全性に不安を覚える声も一部で聞かれました。
実際に、「Pet’sOne」の商品パッケージや公式サイト上の説明を見ても、使用されている原材料の詳細までは記載されていません。
動物性油脂やミートミールなど、原料の具体名が明示されていないのです。
「安価な食肉副産物が使われているのでは…」と懸念する飼い主さんもいるようです。
愛犬の健康のことを考えると、できるだけオープンに原材料を開示して欲しいという意見は理解できます。
カインズ ホーム ドッグフード口コミ：栄養面や安全性を徹底評価
・主なタンパク源は穀物類で動物性タンパク質の割合は不明
・タンパク質含有量が18%と推奨値より低めな点は要注意
・原材料表示が大まかで具体的な内容の確認が難しい
・穀物中心の原料構成からアレルギーや下痢のリスクが懸念される
・1日15.6円と非常に安価だが品質面での不安は拭えない
・犬の栄養管理士から見ると総合的に推奨できるレベルではない
・より安全性と栄養バランスに優れたドッグフードの選択が望ましい
・カインズ ホームのドッグフード口コミ：総括
主なタンパク源は穀物類で動物性タンパク質の割合は不明
「Pet’sOne」の原材料を見てみると、トウモロコシ、コーングルテンミール、米、マイロなどの穀物原料が上位に並んでいます。
一方、ミートミールやチキンミールなどのタンパク源は5番目以降と少し下の方に記載されています。
このことから、「Pet’sOne」の主なタンパク源は穀物であり、肉類の割合はそこまで多くないことが予想されます。
犬は肉食動物なので、必須アミノ酸をバランス良く摂取するためには良質なタンパク質が必要不可欠です。
特に、必須アミノ酸の一つであるメチオニンは植物性タンパク質には少なく、動物性タンパク質から多く摂ることができます。
タンパク質含有量が18%と推奨値より低めな点は要注意
成犬用の「Pet’sOne」のタンパク質含有量は18%となっています。
犬の健康を維持するために必要なタンパク質量は体重や年齢によって異なりますが、一般的に20～25%程度が推奨されています。
18%というのは、ギリギリ推奨値をクリアしているレベルと言えるでしょう。
タンパク質が不足すると、筋肉量の低下や免疫力の低下、皮膚や被毛のコンディションの悪化などにつながる可能性があります。
特に、子犬や高齢犬、妊娠中や授乳中の犬は、成犬よりもタンパク質要求量が高くなるので注意が必要です。
「Pet’sOne」を与える場合は、他のおやつなどで動物性タンパク質を補った方が安心かもしれません。
原材料表示が大まかで具体的な内容の確認が難しい
前述の通り、「Pet’sOne」の原材料表示は具体性に欠ける部分があります。
動物性油脂やミートミールなど、原料の種類や部位までは明記されていないのです。
例えば、動物性油脂の中でも、鶏油や豚油、牛油ではその栄養価は大きく異なります。
ミートミールにしても、ビーフミールなのかポークミールなのか、使用されている部位は何なのかによって品質は変わってきます。
原材料の詳細がブラックボックス化していると、飼い主としては安心して与えることができませんよね。
商品パッケージや公式サイトで、使用している原料をもう少し具体的に開示して欲しいと思います。
穀物中心の原料構成からアレルギーや下痢のリスクが懸念される
「Pet’sOne」は穀物原料の割合が高いことから、グレインフリーを好む飼い主さんには不向きかもしれません。
穀物は炭水化物が豊富なので、エネルギー源としての役割は大きいですが、一方で食物アレルギーの原因になりやすいというデメリットもあります。
特に、小麦やトウモロコシ、大豆などは、犬のアレルギー症状を引き起こすことが多い食材として知られています。
実際に、「Pet’sOne」の原材料を見てみると、トウモロコシ、小麦、大豆などが使われているのが気になるところです。
また、穀物は消化性があまり良くないので、多量に摂取すると下痢や軟便を引き起こす可能性も。
普段から愛犬の消化器官が敏感だと感じている方は、「Pet’sOne」には注意した方が良いかもしれません。
1日15.6円と非常に安価だが品質面での不安は拭えない
「Pet’sOne」の最大の魅力は、何と言ってもその価格の安さでしょう。
体重10kgの柴犬の場合、1日15.6円という驚きの安さでドッグフードが手に入ります。
犬の飼育費用の中で餌代が占める割合は大きいので、これだけコストを抑えられるのは飼い主にとって嬉しい限りです。
ただし、あまりにも安価だと、原材料の品質面が心配になるのも事実。
単純計算すると、15kgで1,680円ですから、1kgあたりの価格はわずか112円しかありません。
この金額で良質な肉類や野菜、ビタミン類を使用するのは現実的に難しいでしょう。
安さを重視するあまり、愛犬の健康に悪影響が出ては本末転倒です。
犬の栄養管理士から見ると総合的に推奨できるレベルではない
犬の健康を専門に研究する立場から、「Pet’sOne」を評価するとどうでしょうか。
コストパフォーマンスの高さは申し分ありませんが、肝心の原材料の品質や栄養バランスがいまひとつ不透明なのが気がかりです。
特に、動物性タンパク質の割合の低さと、穀物の多さが目立ちます。
総合栄養食を謳うドッグフードとしては、タンパク質含有量ももう少し高めが理想的でしょう。
また、ミートミールなどの原料名が具体的でないのも、安全性の評価が難しいポイントの一つです。
使われている原材料の質が分からないと、たとえ低価格でも安心して与え続けることはできません。
以上の点を踏まえると、犬の栄養管理の専門家としては「Pet’sOne」を積極的に推奨することは難しいと言わざるを得ません。
より安全性と栄養バランスに優れたドッグフードの選択が望ましい
繰り返しになりますが、愛犬の健康のためには、「Pet’sOne」よりも品質と安全性が確かなドッグフードを選ぶことをおすすめします。
価格は少し高くなるかもしれませんが、良質なタンパク源を使用していることが明らかで、適切な栄養バランスに調整されているフードが理想的です。
具体的には、ミートファーストで穀物の割合が低めのドッグフードを選ぶのが良いでしょう。
合成保存料や着色料、人工香料などの添加物は避け、ビタミンやミネラルをバランス良く配合しているかどうかもチェックポイントです。
原産国や製造工程の衛生管理体制まで確認できると、なお安心できます。
「Pet’sOne」のような格安フードに頼るのではなく、多少値は張っても愛犬に最適な銘柄を探してあげることが、飼い主としての務めではないでしょうか。
カインズ ホームのドッグフード口コミ：総括
・カインズホームのドッグフード「Pet’sOne」の公式サイト上の口コミは概ね好評だ
・「Pet’sOne」に切り替えてから愛犬の健康状態が改善したという報告が多数寄せられている
・「Pet’sOne」は非常にコスパが良いドッグフードだと評価する飼い主が多い
・SNSでの「Pet’sOne」の口コミ投稿は管理栄養士の調査した限り見当たらない
・原材料の詳細が不明なため「Pet’sOne」の安全性に不安を感じる飼い主もいる
・「Pet’sOne」の主なタンパク源は穀物類で動物性タンパク質の割合は不明だ
・「Pet’sOne」のタンパク質含有量は18%と犬の健康維持に必要な推奨値より低め
・「Pet’sOne」の原材料表示が大まかで具体的な内容の確認が難しい
・「Pet’sOne」は穀物中心の原料構成からアレルギーや下痢のリスクが懸念される
・犬の栄養管理士から見ると「Pet’sOne」は総合的に推奨できるレベルではない
・「Pet’sOne」よりも安全性と栄養バランスに優れたドッグフードの選択が望ましい
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