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FTIコンサルティングの日本進出は評判を損なうNGリスト騒動からスタート

学習

FTIコンサルティングはグローバルなコンサルティング会社ですが、日本進出後まもなく起きたNGリスト騒動で評判を落とすこととなりました。

FTIコンサルティングは米国に本社を置き、世界31か国にオフィスを展開する大手企業です。日本にも2021年に進出しましたが、ジャニーズ事務所の会見運営を委託された際に、批判的な記者のNGリストを作成。この一件で情報漏洩の批判を浴び、日本での評判が地に落ちる結果となってしまいました。

FTIコンサルティングの日本進出はあまり知名度が高くなかった中での出来事だったため、NGリスト騒動はイメージダウンに直結。コンサルティング会社としての評判を大きく損なう結果となりました。

この記事のポイント

・FTIコンサルティングはグローバルなコンサルティング会社だ

・日本進出後まもなくNGリスト騒動が起きた

・NGリストで情報漏洩の批判を浴びた

・日本での評判を大きく損なった

FTIコンサルティングの評判をまとめてみた

  1. FTIコンサルティングとは
  2. ジャニーズ事務所の会見を運営
  3. NGリスト作成で非難を浴びる
  4. 情報管理が杜撰だと批判

FTIコンサルティングとは

FTIコンサルティングは、1982年にアメリカのメリーランド州で設立されたコンサルティング会社です。本社をワシントンD.C.に置き、M&Aや事業再編、訴訟対応といった企業の経営課題に対するアドバイザリーサービスを提供しています。

「FTI」という社名は、設立当初の社名であるForensic Technologies Internationalに由来しています。訴訟における鑑定業務を手掛ける会社としてスタートし、その後コンサルティング分野に参入していった経緯があります。

FTIの強みはグローバル展開力で、世界31か国にオフィスを持ち、コンサルタントだけで約6000人の規模を誇ります。日本には2021年に進出していますが、後述するNGリスト問題の影響で、日本での評判を大きく損ねる結果となりました。

ジャニーズ事務所の会見を運営

2022年10月、FTIコンサルティングはジャニーズ事務所が開催した記者会見の運営を請け負いました。

この会見は、ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏による性的加害行為が発覚したことを受けての会見。FTIコンサルティングが会見の進行役として運営を担当したのです。

ジャニーズ事務所にとって評判が大きく傷つく出来事だったことから、この会見運営の重要性は非常に高く、FTIに委託される運びとなりました。

NGリスト作成で非難を浴びる

ところがこの会見で、FTIコンサルティングが特定の記者やフリーライターへの指名を控えるべきだとする「NGリスト」を作成していたことが明らかになりました。

このNGリストには、ジャニーズ事務所と関係者に批判的な記者6人の名前が記載されていました。FTIがこのリストを作成し、会見運営スタッフ間で共有していたことが報じられると、情報漏洩や人権侵害ではないかと大きな批判を浴びることになったのです。

重要な会見運営を任されたFTIコンサルティングのこの対応は、顧客であるジャニーズ事務所の評判を貶める結果となってしまいました。

情報管理が杜撰だと批判

 

FTIコンサルティングが作成したNGリストは、会見運営スタッフ間で共有された機密文書でした。この重要な機密文書が報道各社に流出したことから、FTIの機密情報管理能力の限界が露呈しました。

第三者の目に触れてはならない機密文書が外部に漏れたことで、FTIは顧客企業の秘密を守ることができない会社だと批判を浴びる結果となりました。

コンサルティング会社にとって、顧客の機密保持は最も重要な責務のひとつ。にも関わらずNGリスト流出という失態は、FTIのセキュリティ管理の杜撰さを如実に示す出来事だったと言えます。

顧客企業が最も信頼を置くべき機密情報まで外部に流出させてしまったことで、コンサルティング会社としての体を成さないFTIの姿勢が明確になったのです。

FTIコンサルティングの評判は芳しくない

  1. 女性社員の比率は高い
  2. 日本進出して1年程度
  3. NGリストは無能だと批判
  4. 松本和也がリストを配布される
  5. FTIコンサルティングの雑学
  6. 本社はアメリカにあるグローバル企業
  7. 世界各国にオフィスを展開
  8. ftiコンサルティングの評判:総括

以上のNGリスト騒動を受け、FTIコンサルティングの評判は決して良いものとは言えません。顧客の秘密を守るべき立場なのに、逆に顧客の評判を傷つけてしまったためです。

日本進出後まだ1年ほどの新参者だったこともあり、FTIの認知度は高くなかっただけに、この失態はイメージダウンに直結しました。

女性社員の比率は高い

FTIコンサルティングの特徴として、社員に占める女性の比率が高いことが挙げられます。男女比はほぼ半々とされており、女性が活躍しやすい環境にある企業だと言えます。

グローバル企業として、ダイバーシティを重視した人事を行っていることがうかがえます。女性社員の管理職への登用も進んでいると見られています。

日本進出して1年程度

FTIコンサルティングが日本に進出したのは2021年と比較的最近で、NGリスト騒動が起きたのはその約1年後のことでした。

日本での知名度や評判がまだ確立していなかった中での出来事だったため、イメージダウンの影響はより大きかったと言えます。NGリスト騒動のタイミングの悪さが目立ちます。

NGリストは無能だと批判

 

FTIコンサルティングはNGリスト作成について、ジャニーズ事務所からの要請ではなく、自社の判断で行ったと釈明しています。

しかし、このリストは顧客であるジャニーズ事務所にとって明らかに不利益となる内容でした。コンサルティング会社の最優先事項は顧客の利益を守ること。にも関わらず、FTIのこの対応は顧客を害する結果となりました。

コンサルタントとして顧客最大の利益を考えることができないのであれば、そもそもコンサルティング業務を遂行する資格がないと言われても仕方ありません。

FTIのこの対応は、コンサルタントとしての基本的な義務さえ果たせていない無能ぶりを露呈するものでした。顧客の評判を傷つけた大きな失態と言えるでしょう。

松本和也がリストを配布される

会見の進行役を務めた松本和也は、FTIのスタッフから開始直前にNGリストを手渡されていたことが分かっています。

松本はリストを「無視」したと主張していますが、FTIのスタッフが明らかに松本に渡していた事実は、このNGリスト騒動へのFTIの関与を裏付ける結果となりました。

会見進行を任された立場として、松本へのリストの配布自体が不適切であることは明らかです。FTIの不手際が散見される出来事だったと言えます。

FTIコンサルティングの雑学

FTIコンサルティングは過去に本国アメリカで、石油大手企業の利益を守るための疑惑のある活動を行っていたと報じられています。

FTIの社員がSNS上で複数のアカウントを作成し、石油会社に批判的な環境保護団体の監視や世論工作を行っていたというのです。

コンサルティング会社が顧客企業の意向に沿って世論操作を行うことは許されるべきではありません。FTIのこの活動は社会的責任を果たしていないと批判を浴びました。

顧客企業の利益追求を最優先させ、時には倫理的に疑わしい行為に及ぶ姿勢は、FTIの企業文化そのものを問う出来事だったと言えるでしょう。

本社はアメリカにあるグローバル企業

繰り返しになりますが、FTIコンサルティングは本社をアメリカに置くグローバル企業です。31か国にオフィスを構え、コンサルタントだけで6000人規模の大手企業です。

日本においては、ジャニーズ事務所の会見運営を担当した際のNGリスト騒動で、評判を大きく損ねる結果となってしまいました。

世界各国にオフィスを展開

FTIコンサルティングの強みは、世界31か国にオフィスを展開し、グローバルなコンサルティングを提供できる点にあります。

しかし、日本で起きたNGリスト騒動はその強みを生かし切れていないことの証左でもあります。今後、この教訓を生かして日本での信頼回復が課題となるでしょう。

ftiコンサルティングの評判:総括

・FTIコンサルティングは米国に本社を持つグローバル企業だ

・世界31か国にオフィスを展開している

・日本には2021年に進出したがNGリストで評判を損ねた

・ジャニーズ事務所の会見運営でNGリストを作成

・NGリストは批判的な記者6人の名前が記載されていた

・リストの存在が明らかになり情報漏洩の批判を浴びた

・機密情報の管理が杜撰だと指摘された

・顧客企業の秘密を守れないと批判された

・日本進出から1年程度で知名度は高くなかった

・女性社員の比率が高くダイバーシティを重視

・石油会社の利益のため世論工作を行った過去がある

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