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綾波レイ復活のトリセツ、水槽が果たす意外な役割とは?

エンターテイメント

アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する綾波レイ。彼女の設定と物語における存在意義を理解するためには、「綾波レイ水槽」に注目することが重要です。

綾波レイ水槽とは、物語の舞台であるネルフ地下施設に存在する巨大な円筒型の水槽です。この謎に満ちた水槽には、レイの無数のクローン体が保管されています。

レイが死亡した際、新しいクローン体に魂を移植することで蘇生が可能となっています。レイの復活の仕組みを知るには、まず綾波レイ水槽の役割と機能を理解する必要があります。

本記事では、綾波レイ水槽の設定から存在理由、レイとの関係性までを詳しく解説します。綾波レイの正体に迫るうえで欠かせない、水槽の全貌を明らかにしていきます。

この記事のポイント

・水槽の大きさと構造
・水槽内にあるLCL液体
・水槽に浮遊するレイのクローン体
・レイの即時復活の仕組み

綾波レイ水槽とは

  1. LCL液体とは?
  2. 綾波レイの正体を知る
  3. 綾波レイが水槽にいる理由
  4. 綾波レイのクローンの存在
  5. 綾波レイの復活の仕組み
  6. 綾波レイの肉体と魂の関係

綾波レイ水槽は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」において、セントラルドグマ地下最深部に位置する巨大な円筒形水槽です。

この水槽は直径50m、高さ120mもある大がかりなもので、オレンジ色のLCL液体が満たされています。LCL液体は、人体を溶解させながらも神経系を保持する特殊な液体で、この中に数百体もの未使用の綾波レイのクローン体が浮遊しているのです。

水槽の存在理由は、レイの肉体が破壊された場合でも魂をクローン体に移植することで蘇生させるためです。レイはリリスの魂を宿したユイの肉体なので、クローン体であっても魂を移すことで同一人物として復活可能なのです。

この水槽はゲンドウによって準備され、レイを人類補完計画のために必要な存在として管理する役割を持っていました。複雑なレイの設定を具現化した象徴的な舞台装置であると言えるでしょう。

LCL液体とは?

LCL液体は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する特殊なオレンジ色の液体です。

LCL液体には、人体を溶解させる作用がありますが、神経系だけは保持されます。プラグ内に充填されることで、LCL液体はパイロットとEVAの精神的な同調を可能にします。また、パイロットの肺に直接空気を供給する機能や、パイロットを精神攻撃や物理的衝撃から保護する役割も持っています。

水槽内にもLCL液体が充填されており、レイのクローン体を安定的に保管しています。LCL液体は生体に対する溶解作用と神経系の保護作用を併せ持つ、EVAシステムにとって重要な液体なのです。

粘着質で血のような臭いもあるLCL液体は、パイロットが搭乗すると電荷されて分子配列が変化します。母胎内の羊水をイメージさせる性質も持ち合わせています。リリスの体液が原料となっており、エヴァシステムにおけるパイロットとの接続・保護に欠かせない役割を果たしているのです。

庵野秀明の絵コンテでは、LCL液体は「Link Connected Liquid」(同調接続用液体)と表記されていました。しかし、これは公式な設定ではありませんでした。

綾波レイの正体を知る

綾波レイの正体は非常に複雑で、その肉体と魂の起源には深い意味が込められています。

肉体の面では、綾波レイはエヴァ初号機に取り残されたユイの遺伝子サンプルから作られたクローン体と言えます。しかし単純なクローンではなく、ユイのDNA情報をもとに新たに作られた胎児が成長したものです。この過程でユイの遺伝子に少し加工が施され、成長スピードが通常の2倍に高められています。

一方、魂の面ではリリスのものが宿っていると考えられています。リリスは旧約聖書の外典に登場する女性で、第1の人類の母とする説がある重要な存在です。ゲンドウはレイにリリスの魂を宿らせることで、アダムの魂を持つカヲルとの融合による人類補完計画を狙っていたのです。

以上のように、綾波レイはユイの遺伝子を利用しながらも別個の存在となっており、魂の上で大きな使命を帯びています。複雑な設定の裏には、人類の起源に関わる思想が込められているのです。

綾波レイが水槽にいる理由

綾波レイがクローン体とともに大規模な水槽に存在するのには、主に以下の2つの理由があります。

1つ目は、レイの肉体を即座に復活させるためのストックとしての理由です。レイは戦闘で肉体を喪失するリスクが非常に高いため、新しい肉体を用意しておく必要があるのです。

この水槽には最大で500体以上の未使用クローンが保管されており、レイが戦死した際にはすぐに新しい肉体に魂を移植し蘇生させることが可能です。

2つ目は、レイのクローン体をダミーシステム用のコアとして利用するためです。レイの無魂のクローン体は、EVAの起動にレイのデータを利用するダミーシステムの中核を成しています。

レイ自身がEVAと深い結びつきを持つ存在として、クローン体を母体とするダミーシステムはEVAの操縦に大きな影響力を持っているのです。

以上のように、水槽はレイの即時復活とダミーシステムの維持の両方を実現する装置なのでした。

綾波レイのクローンの存在

綾波レイ水槽には、レイの無数のクローンが浮遊しています。これらのクローンはレイの魂が宿っていない空の肉体で、レイが死亡した際に魂を移植するためのものです。

物語ではレイの交替が2回あり、1人目はナオコに絞殺され、2人目はアルミサエルとの戦いで自爆しました。その後水槽から3人目のレイが甦ります。記憶は以前のレイと同じなものの、シンジへの感情などはリセットされてしまいます。

綾波レイの復活の仕組み

レイが死んだ際、クローン体に魂を移植することで復活が可能なのは、水槽に大量の予備体が用意されているからです。記憶は定期的にバックアップされるため、以前のレイと同じ記憶を持つ蘇生ができるのです。

一方で、感情面は引き継がれません。なぜなら魂と記憶は別であるためです。3人目のレイがシンジへの想いから涙を流すなど、前のレイの感情の片鱗は残るものの、完全に同一の存在とは言えません。このためシンジとの関係も最初の段階に戻ってしまうのです。

綾波レイの肉体と魂の関係

綾波レイの肉体と魂は別個のものです。肉体はユイ由来のサルベージですが、魂はリリスのものです。レイが死んでも魂さえ移植すれば復活可能なのは、この肉体と魂が分離しているためです。

一方で、以前のレイの魂の響きは少し残っていると考えられています。3人目のレイが涙を流したり、シンジへの思いを取り戻すのはその現れです。ただ完全に感情までコピーすることは不可能で、記憶のみが移植されるのです。

綾波レイ水槽の謎を解明する

  1. TV版と新劇場版の綾波レイの違い
  2. 新劇場版での綾波レイの描写
  3. 綾波レイとリリスの関係
  4. ゲンドウと綾波レイ水槽の目的
  5. 綾波レイの出自と生い立ち
  6. エヴァンゲリオン結末での綾波レイの役割
  7. 綾波レイ水槽の総括

TV版と新劇場版の綾波レイの違い

TVアニメ版と新劇場版では、綾波レイの設定に少し違いがあります。TV版ではレイはリリスの魂を宿した存在でしたが、新劇場版ではリリスについて言及がなく、アヤナミシリーズの1人と設定されています。

またTV版ではレイのクローンは道具としての色が強かったのに対し、新劇場版ではレイとクローンの境目があいまいに描かれています。新劇場版のレイは、TV版以上に人間らしい言動を見せていく部分が強調されています。

新劇場版での綾波レイの描写

新劇場版では、初号機テストの時にゲンドウのメガネを拾い大切にするなど、人間味を感じさせる描写が増えています。またシンジとの関係もより親密に描かれ、シンジのお弁当に感激したり、SDATをプラグに入れるなどの描写が新たに追加されています。

エレベーターのシーンではアスカに人生観を語り、立ち回りもアスカの手で受け止めるなど、感情表現がタブー化されている印象は薄れていきます。

綾波レイとリリスの関係

TVアニメ版では、綾波レイはリリスの魂を宿した存在として設定されていました。リリスは架空の人物で、人類の母とも言える女性です。レイにリリスの魂が宿っているため、レイは人類の母でもあるのです。

一方、新劇場版ではリリスについて全く触れられておらず、レイはアヤナミシリーズの1人として描かれています。新劇場版のレイはリリスとは無関係な存在であると考えられます。

ゲンドウと綾波レイ水槽の目的

TVアニメ版において、ゲンドウはレイを人類補完計画のために作り出しました。レイにリリスの魂を宿らせることで、アダムの魂を持つカヲルと融合させ、人類補完を引き起こそうとしていたのです。

そのために水槽もゲンドウによって準備されたのでしょう。レイが死んでも定期的にクローンを作り出し、魂を移植することで復活を可能にしたのです。ゲンドウにとってレイは計画を実現するための手段に過ぎなかったと考えられます。

綾波レイの出自と生い立ち

綾波レイはネルフ内の人工進化研究所で誕生しました。幼少期はネルフで過ごしていたと考えられています。

レイを取り巻く光と水のイメージは、研究所の環境の影響だと言われています。また彼女が住むアパートの殺風景な造りも、幼少期の環境が反映されたものだと見ることができるでしょう。

レイの成長は早く、外見は7歳くらいに見えるものの実際は5歳と設定されています。2005年に誕生しており、普通の人間より成長が速かったことがうかがえます。

エヴァンゲリオン結末での綾波レイの役割

エヴァンゲリオンの結末では、レイは本来の肉体である巨大なリリスと一つの存在へと還っていきます。リリスの目覚めとともに人類の補完が始まろうとするのです。

しかし最終的には、シンジが自我のある個としての人間の形を選び、補完を否定します。レイはシンジの決断を肯定し、自らもリリスから離れて個の存在となります。

綾波レイ水槽の総括

・巨大な円筒形の水槽である
・直径50m、高さ120mの大きさである
・LCL液体が満たされている
・未使用のレイのクローン体が浮遊している
・レイの即時復活のためのクローン体ストックである
・レイのクローン体をダミーシステムのコアに利用する
・500体以上の予備体が用意されている
・魂を別体のクローンに移植することで復活可能である
・記憶は移植されるが感情はリセットされる
・ゲンドウによって人類補完計画のために準備された
・レイの肉体と魂は分離している

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